Link Building Toolのモニターレポートはリンクビルディング後の状況について、時間を追いながら追跡する手段を提供します。
リンクのタイプ
データのフィルタリング
ドメインのインポート
データのアップデート
バックリンクのエクスポート
リンクのタイプ
バックリンクをマニュアルでモニタリングするためには、対象のリンクを「In Progress」から「Monitor」タブに移動させる必要があります。この作業はアクション列の緑色のチェックマークをクリックするだけで完了します。
新しいバックリンクは自動的に以下の5つのカテゴリーに分類されます:Active(アクティブ)、Lost(脱落)、Broken(破損)、Undefined(未定義)およびRejected(拒否)。ここでの作業の目標は、上記の情報をもとにして、できるだけ多くのアクティブ(Active)リンクを維持することです。グラフに示すのは過去60日間のバックリンクプロフィールの変化であり、下に示すテーブルのデータにフィルタを適用することにより、個々のリンクを特定することができます。
データのフィルタリング
より詳細に分析するために、表示されているグラフと表のデータにフィルタを適用することができます。グラフの下に表示される表データはバックリンクタイプやGoogle Search Consoleのインデックス指標、リダイレクトチェーンなどに基づき、さらにフィルタすることが可能です。
- Active(アクティブ)リンク:キャンペーン設定に基づいてSemrushが見込みリンクを探索する過程ですでに発見済みのリンクです。
- Broken(破損)リンク:以前はウェブサイトにリンクされていましたが、現在は切れているリンクです。リンクが破損した理由はさまざまですが、参照ウェブサイトのページが壊れた、または削除されたことによってリンクが途切れてしまったというのが最もよくある理由です。このような破損リンクは、Semrushが見込み探索のためにキャンペーン設定に基づいてウェブ上をクロールする過程で発見されます。リンクが破損した日時は表内で確認することができます。
- Lost(脱落)リンク:以前はお客様のウェブサイトにリンクされていましたが、それ以後のある時点でページから削除されたリンクです。脱落が起こった日時は「Date lost」欄で確認することができます。
- Undefined(未定義):Monitorリストに最近追加されたけれども、そのリンクを対象とするクロールがまだ実施されていないリンクです。(Last crawl = “Waiting”と表示されます)Semrushがリンクをクロールできない理由のいくつかは、次のとおりです:サーバーのタイムアウト、ドメインのIPアドレスを決定できない、HTTPリダイレクト、またはSSLエラー。
- Rejected(拒否):お客様のバックリンク施策に不要であるために、お客様が「拒否」できるリンクのリストです。例えば、修復不能な破損リンクや、もはや必要ではない脱落リンクをRejected(拒否)リストに追加することができます。
破損および未定義リンクについては、リンクの正確なステータスをチェックすることによって、破損または未定義に分類された理由を知ることができます。未定義リンクの場合は「server timeout」「crawl error」「resolve IP」などのステータスコードが表示されます。
破損したバックリンクについてはそのリンクに付随する正確なエラーコードが表示されますから、破損の理由とそのリンクを修復するために必要な処置を知ることができます。
追加フィルタ
- GSC index(Google Search Consoleと連携させる必要があります)は、参照ドメインのページがGoogle上にインデックスされているか否かを示します。Googleでインデックスされていないページから来るリンクのSEOへの影響度は低い傾向がありますが、このフィルタを使うことですべてのバックリンクがGoogleから認識されているかどうかを確認することができます。
- Redirect chainsフィルタを適用することによって、そのバックリンクがランディングページ上でリダイレクトチェーンを持つか否かを知ることができます。リンクのランディングページ上に存在するリダイレクトチェーンの数が多すぎることも、そのリンクのSEOへのインパクトを弱める原因となります。
表をチェックする過程で削除したいアクティブリンクが見つかった場合は「Xボタン」を押して「拒否」することができます。逆に、破損、脱落、未定義リンクのいずれかを「In Progress」リストに再移動したい場合は、緑色のボタンを押してください。これらのリンクをワークフローに戻せば、リンクの修復を依頼するEメールをウェブマスターへ送ることができます。
お客様はこれらのリンクをモニタリングするだけでなく、もし何かの間違いが判明した場合には、参照ドメインのURLを手作業で変更することも可能です。手作業でURLを変更することにより、脱落または破損リンクを修復できる可能性もあります。リスト表示されたURLの左側にペンシルアイコンが表示されます。このアイコンをクリックすると「Change URL」ウィザードが表示されます。
注意が必要なのは、脱落(Lost)バックリンクはSemrushのボットが過去60日にわたって検出できなかったバックリンクだということです。Eメール機能を使用すればこれらの脱落(Lost)バックリンクへアプローチする施策が可能ですので、リンクが失われた理由を調べることもできます。特定のバックリンクがまだアクティブであると推定されるときは、リンクビルディングキャンペーンの「Update data」ボタンを押してみてください。これにより、クローリングで検出できるか否かが判明します。
ドメインのインポート
お客様のサイトにすでにリンクされているドメインをインポートして、このレポートへ表示することができます。この方法によって存在するすべてのバックリンクをモニタリングし、何かの変化が生じた場合はその旨のEメールレポートを受け取ることができます。操作は「Import」ボタンを押すだけです。これにより、ダイアログの1行ごとに1つのドメインが追加されます。
アップデート日時
緑色の「Update data」ボタンを押すと、このレポートのデータがアップデートされます。これにより、これまでLast crawling欄に「Waiting」と記載されていたリンクの情報がアップデートされ、最後のクローリング以後に取得したリンクの最新情報がレポートに表示されます。 データがアップデートされると、次のウィンドウが画面に表れてリンクステータスの変化(もしあれば)を表示します。
バックリンクのエクスポート
これまで説明したバックリンク情報を記録に残すため、CSVファイルへエクスポートすることができます。
Exportボタンを押すだけで自動的にファイルが作成されます。(表に表示されているリンクリストを保存)いずれかのフィルタを適用した場合、そのエクスポートは表に表示されるリンクのみを反映します。CSVファイルとして記録される項目は次のとおりです:ドメイン、URLの例、Domain Score、Trust Score、レーティング、リスト(モニター、停止/拒否など)。