Keyword Strategy Builder(旧キーワード管理)(有料サブスクリプションでのみ利用可能)では、一度に最大で10,000個のキーワードを詳細に分析することができます。
このツールは、トピックとページを使用して、SEOコンテンツ戦略全体を可視化および構築するのに役立ちます。
Keyword Strategy Builderにシードキーワードを入力すると、ピラーページとサブページで構成されたわかりやすいマップが作成されます。このマップは、ウェブサイトにどのようなページを作成して、どのようなキーワードを使用すべきかについてのガイドとなります。
指標を更新すると、Semrushの最終更新日以降にキーワードのSERP機能や上位競合他社が変化したかどうかがわかります。
リストの作成とキーワードの追加
ツールの使用を開始するには、リストを作成してキーワードを追加します。 キーワードは、いくつかの方法でKeyword Strategy Builderに追加することができます。
- Keyword Strategy Builderのホームページから
- キーワードマジックツールのメインテーブルから
- キーワード比較ツールから
- オーガニック検索分析([検索順位] タブおよび [順位変動] タブ)から
- キーワード概要から
- 手動インポート
Keyword Strategy Builderのホームページからキーワードを追加するには、構造化リスト(1)と通常のリスト(2)のいずれかを作成します。
構造化リストについては、シードキーワード(5つまで入力可能)をツールに入力すると、トピック、ピラーページ、サブページを含むリストが作成されます。
構造化リストの生成には時間がかかる場合がありますが、完了するとEメールが届きます。
ツールでトピックとページを含むリストが作成されると、次のような画面が表示されます。
それぞれのピラーページとサブページの目的、KD%、ボリューム、キーワード数が表示されます。
キーワード概要からKeyword Strategy Builderにキーワードを追加するには、キーワードの横にある+記号にカーソルを合わせて、このキーワードの追加先として、新しいリストを作成するか、既存のリストを選択します。 +記号をクリックすると、分析したキーワードがデフォルトのKeyword Strategy Builderのリストに送信されます。
キーワードマジックツールからKeyword Strategy Builderにキーワードを追加するには、個々のキーワードの横にあるチェックボックスをクリックして、青い [キーワードのリストに追加] ボタンを選択します。
または、各キーワードの横にある+記号をクリックして、選択したキーワードをKeyword Strategy Builderのリストに送信することもできます。
キーワード比較ツールにも、キーワードを追加するための同じオプションがあります。青い [+ キーワードのリストに追加] ボタンを使用することも、各キーワードの横にある+記号を使用することもできます。
このプロセスは、オーガニック検索分析のキーワードでも同じです。 オーガニック検索分析レポートで、Keyword Strategy Builderへの追加ボタンをクリックするか、+記号をクリックするだけです。
Keyword Strategy Builder画面の右上にある [キーワードを追加] ボタンから、手動でキーワードを追加することができます。 このボタンをクリックすると表示されるウィンドウで、Keyword Strategy Builderに最大で10,000個のキーワードを追加することができます(追加するキーワードは1行に1つ入力するか、カンマで区切って入力します)。
リストのタイプ
Keyword Strategy Builderでは、構造化リスト、クラスタ化されたリスト、または通常のリストを作成することができます。
先に述べたように、Keyword Strategy Builderのホームページからは、構造化リストと通常のリストを作成することができます。
[このリストをクラスター化する] ボタンを使用して、通常のリストからクラスタ化されたリストを作成することができます。
構造化リストには、[トピックとページ] レポートと [表] レポートが示されます。 構造化リストでは、ピラーページとサブページを含むウェブサイトのコンテンツプランが構築されます。
クラスタ化されたリストには、[トピックとページ] レポートと [表] レポートが示されます。 キーワードのクラスタ化は、検索目的に基づいて類似したキーワードをグループ化するプロセスです。 キーワードのクラスタ化の詳細については、こちらを参照してください。
通常のリストには、[表] レポートのみが示されます。
トピックとページ
まず、[トピックとページ] タブの [トピックに関連する概要] ウィジェットが表示されます。 [トピックに関連する概要] ウィジェットは構造化リストでのみ利用可能です。
このウィジェットでは、キーワードがトピックとページに分類されて、優先順位が付けられます。 また、ピラーページとサブページで構成されたわかりやすいマップが作成されます。このマップは、ウェブサイトにどのようなページを作成して、どのようなキーワードを使用すべきかについてのガイドとなります。
トピックとは、テーマと重要度で分けられたキーワードクラスタのグループであり、ウェブサイトの主要なピラーページとそのサブページを形成するように設計されます。
ページはピラーページとサブページのリストで構成されており、ピラーページとサブページのそれぞれに特定のキーワードが関連付けられています。
いずれかのページをクリックすると、キーワードと指標が表示されます。
[ページ詳細] リストで、選択したトピックをクリックすると、[ピラーページ] と [サブページ] にそのトピックのキーワードの詳細情報が表示されます。
ページとサブページにはそれぞれ特定のキーワードが紐付けられており、それらのキーワードを1つのページでまとめてターゲットにすることで、ウェブサイトを効果的にアピールすることができます。 ページごとに、容易にキーワードの総ボリュームと平均難易度を確認することができます。
ページのリストは、検索ボリュームの多さとキーワードの難易度の低さに基づく順序で表示されます。 ページの表示順序は、さまざまな条件で調整することができます。
緑色の [高いランキングの可能性] タグは、ボリュームの多さとキーワードの難易度の低さを兼ね備えていることを示しています。
[目的] 列には、ページの目的が表示されます。これは、トピックに対応するために使用するべきコンテンツの種類を示すものです。
[コンテンツを作成] ボタンを使用すると、このクラスタをSEOライティングアシスタントに直接送信できます。
ページを展開すると、そのページのすべてのキーワードとコンテンツに関する参考情報が表示されます。 ゴミ箱アイコンを使用すると、Keyword Strategy Builderのリストからキーワードを削除することができます。
表
[表] レポートは、キーワードを表示するもう1つの方法です。
Keyword Strategy Builderに登録したキーワードは、以下の指標を分析することができます。
- 目的
- ページ
- ボリューム
- トレンド
- CPC
- 競合密度
- Keyword Difficulty %
- SERPの機能
- クリックの確率
- 上位競合他社
- 最終変更日時(最終更新日時)
レポートの対象範囲を絞り込むには、表の上にあるフィルタを使用します。 キーワード、データベース、SERPの機能、検索目的、タグ、または特定の指標でフィルタリングすることができます。
目的
[目的] 列には、キーワードごとのユーザーの検索目的が示されます。 目的のマークにカーソルを合わせると、検索の目的が表示されます。 この機能によって目的が自動的に分析されるため、より高度なキーワード分析を行うことができます。
[目的] フィルタは、ユーザーの目的(取引目的、商用、情報目的、ナビゲート目的)ごとにキーワードをすばやくグループ化できるため、キーワードの分類に役立ちます。 このデータを使用して、ユーザーの目的に合うように既存のコンテンツを修正したり、新しいコンテンツを作成したりできます。つまり、適切なコンテンツを用意することで、適切なオーディエンスを引き付けることができます。
目的別にフィルタリングしたら、そのフィルタリングしたグループのレポートをエクスポートして、そのグループをほかのツール(SEOライティングアシスタント、順位計測、広告キーワード管理)に送信することもできます。
キーワードのタグ付け
タグを追加することで、キーワードをグループ分けすることができます。 Keyword Strategy Builderでは、チェックボックスを使用するか、キーワードの下にあるタグフィールドをクリックするだけでキーワードにタグを付けることができます。
タグを付けると、タグでリストをフィルタリングしたり、タグを指定してエクスポートしたり、タグ付けされたキーワードをほかのツール(順位計測と広告キーワード管理)に送信したりすることができます。
指標の更新
上位競合他社とクリックの確率は、[指標を更新] ボタンをクリックした後にのみ表示されます。 クリックすると、その時点におけるキーワードに対するSERPの上位10件の結果のスニペットのリストが表示されます。
検索ボリュームやCPCなどの特定の指標は、追加時点または最終更新時点から、月単位でデータが表示されます。 対照的に、SERPの機能、KD%、上位競合他社などの指標は、手動で更新してリアルタイムの結果を表示することができます。
注記:サブスクリプションのレベルに応じてユーザーに制限が適用されます。
キーワード管理(1か月あたりの更新可能なキーワードの数)
無料 - なし
Pro - 250
Guru - 1000
Business - 5000
ほかのリストやほかのツールへのキーワードの送信
Keyword Strategy Builderの [キーワードを送信する] ボタンを使用すると、すべてのキーワード、または選択したキーワードのみをほかのキーワードリストに送信することができます。 新しいリストにコピー(この場合、選択したキーワードが両方のリストに表示されます)することも、移動(現在のリストからキーワードが削除されて、別のリストに貼り付けられます)することもできます。
Keyword Strategy Builderでは、ContentShake AI、SEOライティングアシスタント、Ads Launch Assistantアプリ、または自身のプロジェクトの順位計測と広告キーワード管理のキャンペーンにキーワードを送信できます。
ContentShake AIにキーワードを送信すると、パラメータとターゲットキーワードがリストから移入された記事の作成ページが表示されます。
ここで、必要に応じてパラメータを調整して、AI生成の記事を作成できます。
記事が作成されたら、WordPressプラグインを介して公開したり、Googleドキュメントに送信したり、共有したりすることができます。
作成された記事に不満がある場合は、記事をカスタマイズするか、アプリに記事の再生成をリクエストすることができます。
注記:ContenShake AIとの統合の対応言語は英語のみです。
SEOライティングアシスタントにキーワードを送信すると、そのツールに切り替わります。そこでテキストを追加してコンテンツのSEOの可能性を評価することができます。
注記:Keyword Strategy BuilderからSEOライティングアシスタントに一度に送信できるのは、キーワードは30個まで、クラスタは1つのみです。 30個を超えるキーワードを送信しようとすると、キーワードの上限が30個であることが示されて、最も価値のあるキーワードが自動的に選択されてツールに送信されます。
Ads Launch Assistantアプリにキーワードを送信すると、すでにサブスクリプションを所有している場合は、アプリのインターフェースに直接移動できるプロンプトが表示されます。
そこから、既存の検索キャンペーンと広告グループを選択するか、キーワードの移動先となる新しいキャンペーンを作成できます。
Ads Launch Assistantを初めて利用する場合は、アプリを入手してGoogle広告アカウントをセットアップするよう求められます。 アプリに関する詳細は、この記事をご覧ください。
注記:キーワードは、検索キャンペーンにのみ送信することができます。 Googleの制限により、スマートアシストキャンペーンはキーワード数の上限が10個となっているため、スマートアシストキャンペーンにこの機能を利用することはできません。
順位計測または広告キーワード管理にキーワードを送信するには、最初にキャンペーンをセットアップする必要があります。
リストの共有
Keyword Strategy Builderのメインページから、既存のKeyword Strategy Builderのリストを共有することができます。
[共有] ボタンは、[キーワードのリスト] の右上にあります。 このボタンをクリックすると、ポップアップが表示されて、共有するリスト(複数可)を選択するよう求められます。 次に、リストへのアクセスを許可するユーザーのEメールアドレスを入力します。 複数のユーザーとリストを共有するには、それぞれのEメールアドレスをカンマで区切って入力します。
閲覧のみのアクセス権で共有するか、編集者のアクセス権で共有するかを決めることができます。 編集者のアクセス権を持つユーザーは、リストに変更を加えることができます。
共有リストでほかのユーザーが指標のアップデート機能を使用すると、所有者のキーワードの更新制限に反映されることにご注意ください。
共有ボタンは、それぞれのリストの右側にもあります。
このボタンをクリックすると、リストの共有設定が表示されます。ここでは、選択したリストを共有することも、リストのすべての共有ユーザーを表示することも、権限を変更することも、共有を停止することもできます。
共有リストを受け取ったユーザーは、Keyword Strategy Builderに移動して、[共有済み] タブを選択すると、受け取ったすべての共有リストを表示することができます。
ここでは、リストの所有者のEメールアドレスを確認したり、必要に応じて共有リストから離脱したりすることができます。
リストを削除できるのは、そのリストの所有者のみです。
企業アカウントの所有者は、デフォルトでサブユーザーのリストに対する編集者のアクセス権を持ちます。
制限
Keyword Strategy Builderの使用制限は、サブスクリプションのレベルに応じて異なります。詳細は以下のとおりです。
Keyword Strategy Builderに追加できるキーワードの総数(すべてのリストでこの数が共有されます):
- すべてのサブスクリプション:200,000個のキーワード
1か月間に実行可能なキーワードリストのクラスタ化または構造化の回数:
- 無料 - 0回
- Pro - 10回
- Guru - 30回
- Business - 50回
1つのリストに対するクラスタ化または構造化のアクションが、これらの制限に対してカウントされます。
作成した新しいリストに35個のクラスタが含まれる場合でも、そのアクションの制限に対するカウントは1です。
キーワードのリストを削除しても、制限に対するカウントが元に戻ることはありません。 制限は毎月更新されるため、Proサブスクリプションでは毎月10回リストをクラスタ化することができます。
1か月間に指標を更新できるキーワードの数:
- 無料 - 0
- Pro - 250
- Guru - 1,000
- Business – 5,000
リストの共有の制限:
- すべての有料ユーザーは、ほかの有料ユーザーに編集者のアクセス権を付与してリストを共有することができます。
- すべての有料ユーザーは、すべてのユーザー(無料ユーザーを含む)に閲覧のみのアクセス権を付与してリストを共有することができます。
- 無料ユーザーは、Keyword Strategy Builderのリストを共有することはできません。