効果的な広告キャンペーンの成功のカギの1つに、ゴールを達成するための適切なキーワードをターゲットにすることが挙げられます。しかし、これは口で言うほど簡単ではありません。適切なキーワードのリスト作成には、時間と分析が必要です。
このワークフローにしたがって、お客様のPPC広告にとって最適なキーワードを見つけましょう。
ブレインストーミング
お客様の製品またはサービスを最も適切に表しているキーワードをリストにして書き出しましょう。このステップを複雑な作業にしないことがコツです。お客様の基盤となるキーワードとして広い範囲のカテゴリーを想定し構築していきます。 お客様独自のブランド(あるいはお客様が代理を務めるブランド)も、キーワードとして忘れずにリストに追加してください。
競合他社から刺激を受ける
ブレインストーミングによってキーワードのリストを作成し納得できた段階で、見落としているチャンスを探りリストをより拡げるために、お客様の競合他社を分析します。幸いにも、このプロセスはリスティング広告分析を使うと簡単になります。競合他社のドメインを検索バーに入力するだけで、過去12か月間に競合他社が入札したキーワードが表示されます。
このリストをみて、競合他社よりも適切なソリューションを提供できる可能性のあるキーワードを抜き出します。
特定のチャンスを見つけるためには、アドバンスフィルタをこのレポートに適用して、キーワード、キーワードの種類(ブランドワード、一般ワード)、検索件数、CPCおよび競合別にこのリストを絞り込んでいきます。(競合密度)
下の例では、REI.comが広告を出している「キャンプ」という言葉のみを含むキーワードが表示されています。
追加の記事:競合他社の広告戦略を分析する方法
関連する検索の可能性を網羅する
競合他社の広告プロフィールを閲覧したら、関連する検索の可能性をすべて網羅するようキーワードを決めます。この時点でお客様も競合他社も思い浮かばないようなキーワードがあるでしょう。しかし、入札の際には、非常に役立つ可能性があります。
より関連性の高いアイデアを見つけ出すためには、選択したキーワードをKeyword Magic Toolに入力します。キーワードリストの上部にある関連ボタンをクリックして、無視してしまっているかもしれない、関連している可能性のあるキーワードの検索をすべて表示してください。
これらキーワードは、お客様または競合他社が見落としているかもしれず、お客様のキャンペーンのキーワードリストに加えるチャンスとなります。
ユーザー検索の意図を理解する
入札キーワードを選択する際に、広告のゴールに直接関係する検索意図を確認してください。ユーザーの検索意図には、情報検索(一般的な情報を探す)、商取引上の意図(特定の商品を探すための検索におけるブランドを含む)、あるいは取引上の意図(例えば、「どこで~を購入する」を含むキーワード)などがあります。お客様のウェブサイトで製品を販売する場合、取引上の意図を踏まえたキーワードを見極めることがより効果的です。
Keyword Magic Toolのキーワードのグループと質問フィルタは、適切な意図を踏まえた検索件数の多いキーワードを識別しやすくします。
キーワードリストを微調整する
Google広告キャンペーンにキーワードを追加する前に、キーワードのファイルをPPC Keyword Toolにアップロードし、そのリストを微調整して新規キャンペーンのスタートに備えます。
このツールの中の推奨事項は、ストップワードの排除、シングルキーワードによる広告グループの作成、グループ間ネガティブ事項の生成を、一瞬にして実行することを可能にします。
これによって、キャンペーンおよび広告グループレベルでキーワードを整理し、シームレスにGoogle広告へインポートしやすくなります。
PPC Keyword Toolを使ってリストの微調整が終わったら、キャンペーンファイルをエクスポートし、Google広告キャンペーンにキーワードをアップロードすることができます。