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バックリンクレポート

バックリンクレポート

競合他社のバックリンクを参考にしてリンクビルディングの機会を探すのは、有効性が実証されているSEOプロセスです。あなたのウェブサイトにどのような種類のリンクを構築できるのかが良く分からないのであれば、最も効果的な調査方法の一つは競合他社のバックリンクプロフィールです。バックリンクレポートが提供するソート、フィルタ、エクスポートなどの有用な機能をうまく利用すればプロセスがより簡単になります。

指標
フィルタ
推奨フィルタ
バックリンクのエクスポート
否認ファイルの作成

競合他社があなたの市場に関連するメディアサイトやブログ、その他の関連性の高いウェブサイトからバックリンクを獲得するかもしれません。競合他社のサイトに同一ドメインから複数のリンクが貼られていることが分かれば、それらのウェブサイトの間に何かしらのパートナーシップまたは関連が存在するという事が推測されます。

それらのリンクがどのようなPR戦略のもと構築されたのか、考えてみてください。直接的な営業活動が関係していますか? 競合他社からの新製品やサービスを発売または、プレスリリースがリンクを引き付けたのですか? これらのリンクをターゲットとしたマーケティング戦略があったのですか? 自分のウェブサイトでも同じ事ができないか調べる過程において、自身にこのような質問を投げかける必要があります。

競合が持つリンクがあまりに膨大であると、何を探すかを知ること自体が困難となります。バックリンクの調査は綿密な捜査のような作業ですから、目的のバックリンクを見つけるのに役立つフィルタやソート機能をSemrushはフルセットで提供しています。スプレッドシートと組み合わせれば時間を浪費せずに作業することができます。

フィルタ処理後のデータはExcelまたはCSVファイルとしてエクスポートすることができます(バックリンクと各種指標が一行ごとに記入)。 

レポートを読み解く

レポートの一番上の行には対象ドメインのバックリンクの総数、参照ドメイン、参照IPが表示されます。  対象ドメインまたはIPをクリックすると、さらに詳細なレポートが表示されます。 

その下には、ドメインのすべてのバックリンクが表形式で表示されます。それぞれのバックリンクについて次の情報が表示されます:Page Score、Trust Score、バックリンクのページタイトル、Source URL(リンクが発見されたページ)およびTarget URL(リンクのランディングページ)。

アンカーテキストが見つからなかった場合、その列は空白のままになります。最後の列には 否認リスト(関連性を否定したいバックリンクのリスト)作成開始オプションが表示されます。この作業を続けて実行するときはBacklink Audit Toolを使用します。

指標

弊社データベースに保存されているバックリンクのすべてに以下の評価を行うことができます:

  • Page Score - ソースページの重要度を評価する基準であり、そのソースページに向かっている外部リンクの数をもとに評価します。
  • Trust Score - ソースページの信頼性を評価する基準であり、信頼できるサイトからそのページに向かっているバックリンクの数から評価します。
  • アンカーテキスト - ハイパーリンクのテキストです。
  • 外部リンク - ソースURLのリンクの中で、他のウェブサイトに向かうリンクです。
  • 内部リンク - ソースURLのリンクの中で、同じウェブサイト内の別ページに向かうリンクです。
  • タイプ - リンクが特殊なタイプ(フォーム、フレーム、画像リンクなど)であることを示します。
  • 最初に検出 - Semrushがそのバックリンクを最初に検出した日付。
  • 最後に検出 - Semrushがそのバックリンクを最後に検出した日付。

「最初に検出」「最後に検出」の日付を調べることによって、バックリンクの寿命を推定することができます。バックリンクを発見したソースページをチェックするには、まず表に表示されているソースURLをクリックします。クリックするとプレビューウィンドウが開き、一番上にそのページのPage ScoreとTrust Scoreが表示されます。Semrushが自動的に該当するリンクまでスクロールして、黄色でハイライト表示するのが見えるので、リンクの位置を簡単に識別できます。

フィルタ

クイックフィルタ

このレポートが提供するクイックフィルタはアンカーによる検索を行う検索バー(自動補完が提示されます)、Follow vs Nofollowリンク、タイプ(テキスト、画像、フレーム、フォーム)および新規と消失を含みます。競合他社のバックリンクの何を分析したいのかに応じて焦点を絞るため、フィルタを組み合わせて使用することができます。

参照ドメインごとのリンク数

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このフィルタでは参照ドメインごとに選択した数のバックリンクのみを表示できます。

そのため、もし各参照ドメインについて1つのリンクしか存在しない場合、このフィルタで何を選択しても、同じ結果が返ってきます。

例: 対象サイトが合計で3つの参照ドメインを持っているとします. 1つ目のドメインにはそのサイトに向かうバックリンクが1つ、 2つ目のドメインには100個、3つ目のドメインには5つ存在するとします。 

  • 「All」を選択した場合: 1つ目のドメインから1リンク、 2つ目のドメインから100リンク、 3つ目のドメインから5リンク表示されます。 
  • 「1」を選択した場合: 1つ目のドメインから1リンク、 2つ目のドメインから1リンク、 3つ目のドメインから1リンク表示されます。 
  • 「3」を選択した場合: 1つ目のドメインから1リンク、2つ目のドメインから3リンク、 3つ目のドメインから3リンク表示されます。 
  • 「10」を選択した場合: 1つ目のドメインから1リンク、 2つ目のドメインから10リンク、 3つ目のドメインから5リンク表示されます。

表の設定

表の設定を行う歯車では表中のページタイトルとURLの表示形式を調節できます。この設定ではレポート内のデータは何も変わりませんが、バックリンク元ページのタイトルやURLが長い場合に、読むのが簡単になります。バックリンクレポート image 2


アドバンスフィルタ

アドバンスフィルタ(Advanced Filters)を開くと、特定のバックリンクだけをフィルタリングするオプションが表示されます。例えば、参照ドメイン、NEW & LOST、サイト全体、アンカー、IPアドレス、ゾーンなどを基準とするフィルタリングが可能です。複数のフィルタを同時に適用することもできるため、必要とするデータをより精密な粒度で収集することが可能です。

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注意点: 現在のところ、 アンカーによる検索はバックリンク数が1億以下のドメインでのみ利用可能です。

推奨フィルタ

上記で説明したように、フィルタを組み合わせて使用することによって、より深い示唆が得られます。最初の取り掛かりとして、バックリンクレポートから競合に関する示唆を得るのに役立つ推奨フィルタを以下に示します:

バックリンクのエクスポート

調査内容を保存するためにデータをCSVまたはExcelファイルへエクスポートすることができます。エクスポートのタイミングはフィルタを追加する前後のどちらでもかまいません。フィルタの適用後にエクスポートすると、フィルタに従って絞り込まれたバックリンクのリストが表形式で出力されます。調査結果を保存するには、表の上部に配置されたExportボタンを押してください。これにより、バックリンクのリストがExcelまたはCSVファイルにエクスポートされます。

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 エクスポートファイルはフィルタ設定にしたがって抽出されたすべてのデータが含まれるので、お客様が設定したパラメータに基づく特定のリストをエクスポートして、エクスポート数の上限に達さないよう空きを確保することができます。バックリンク分析でエクスポートされるすべての行がAnalytics上限に加算されていきます(弊社価格ページをご覧ください、またはお申し込み情報ページでお客様のアカウントリミットをご確認ください)。

お客様のアカウントで決められている上限よりも多くの行をエクスポートしたい場合は弊社までご連絡のうえ、カスタムレポートをリクエストしてください。弊社へ連絡していただくと、アカウントスペシャリストがご希望の内容を伺い、リクエストの詳細を説明して見積を提出いたします。

否認ファイルの作成

リンクビルティングの機会を探すために競合他社のリンクを調べることに加えて、バックリンク分析を使用して自社のバックリンクを調べ上げ、その中の疑わしいリンクを否認リストへ追加することができます。バックリンクのリストを逐次検査していくときに「否認」列のアイコンをクリックすると、そのURLまたはドメインが否認リストに追加されます。

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完成した否認リストはGoogleへ送信し、これらのリンクとあなたのウェブサイトを関連付けないように要求します。この作業を行うことによってGoogle Penaltyのリスクを予防することができます。Backlink AuditツールProjectsに含まれます)はバックリンクプロフィールと否認したい有害リンクを診断する素晴らしいインターフェイスを提供しています。否認(Disavow)メニューからこのリストを直接Backlink Auditへ読み込むか、またはTXTファイルへエクスポートしてからGoogleの否認ツールへ送ります。

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