Googleでは1日に35億回以上もの検索が行われています。検索を通じてサイトに注目を集めたいときは、Googleのルールに基づいて対策する必要があります。既存ページの最適化からローカルSEOの戦略策定まで、SEOを改善する方法について詳しく見ていきましょう。
検索エンジン最適化 (SEO) 対策を改善し、検索順位を上げるには、次の11のステップに沿ってSEO対策を行いましょう。
- 既存コンテンツを最適化する
- 強調スニペットを狙ってコンテンツを体系化する
- 競合性の低いキーワードを使って新しいコンテンツを作成する
- オーソリティサイトからバックリンクを獲得する
- 画像を最適化する
- Google アナリティクスを使って指標をトラッキングする
- サイトがモバイルフレンドリーであることを確認する
- オンページSEOファクターを最適化する
- ページの読み込み時間を高速化する
- ローカルSEOを改善する
- 内部リンクを使用する
この記事では、検索順位でトップを狙う上で役立つSEOの改善方法をご紹介します。
1.既存コンテンツをアップデートする
サイトの既存コンテンツを最適化する
ここでは、サイトの既存コンテンツを最適化する方法について詳しく解説します。
まず、過去12か月間以上更新されていないページを洗い出します。
次に、そのページの内容を確認し、コンテンツの情報が古くなっていないか、あるいは内容を改善する必要があるかどうかを検討します。
例えば、当社のブログのこの記事が公開されたのは1年以上も前です。
コンテンツ事態は昔と変わらずしっかりしたものですが、情報やビジュアル要素の多くは更新が必要な状態でした。
そこで、見直しの際にどんな変更が必要かを特定することにしました。変更内容が決まったら、それを編集チームに送ります。
その後、変更内容を公開します。これで、Googleが更新されたコンテンツをインデックス登録できるようになりました。
大幅な更新を行った場合、ページが「フレッシュネス・ブースト」の対象になる(ページが初めて公開されたときのように)ことがあります。
そのうえ、客観的に見てコンテンツがよくなっているわけですから、検索順位のパフォーマンスもよくなります。
ヒント:新しく更新されたページがインデックス登録されるまでのスピードをアップさせたい場合は、Search Consoleを使用します。
一番上のフィールドにURLを入力します。
次に、「インデックス登録をリクエスト」をクリックします。
こうすることで、可能な限り早くGoogle クローラーがウェブページを巡回するよう、申請することができます。
ポテンシャルの高いページの改善
ポテンシャルの高いページとは、その名の通り、サイトを引っ張っていくことのできるページのことです。しかし、検索順位で上位3位に入るためには、コンテンツの改善が欠かせません。
Backlinkoの調査によると、Googleで検索上位に入るページが全体の31.7%のクリック数を得ていることがわかっています。
これが、Googleの検索結果で最初のページにランクインするだけでは不十分とされる理由です。
ページに流れてくるオーガニックトラフィックを最大化するには、検索結果で上位3位以内に入る必要があります。
そのためにはまず、上位3位入りする可能性が最も高いページを見つけることが重要です。
まず、Search Consoleの「検索パフォーマンス」レポートを確認します。
次に、「掲載順位」を高い順位別に並べ替え、検索結果1位にランクインしているページが最初に表示されるようにします。
最後に、リストを下にスクロールし、自分のページが5位から15位にランクインしている検索クエリを確認します。
ここに表示されているページが、集中的に改善していきたいページです。
どのように改善していくかは、既存コンテンツに大きく左右されます。
しかし、通常は以下のいずれかの方法でコンテンツを改善することができます。
- コンテンツが検索意図に合うように最適化する
- コンテンツを拾い読みしやすいフォーマットにする
- 図やグラフなどのビジュアル要素やイラストを増やす
- 各ページから、または各ページへの内部リンクをつける
- 内容の薄いものは削除して、現実的に効果的であるコンテンツに集中する
On Page SEO Checker
SemrushのOn Page SEO Checkerは、各ページの弱点を分析し、オンページSEOの具体的な改善案を提案します。
各レポートでは、以下のような詳細を確認できます。
- ストラテジー:ターゲットにすべきキーワードを提案し、キーワードカニバリゼーション関連の問題を特定します
- SERP機能:強調スニペットを獲得するチャンスやレビュースニペットを表示するチャンスを強調します
- コンテンツ:検索順位10位以内に入っているページの情報に基づき、コンテンツの提案を行います
- セマンティック:意味的に関連しており、自分の コンテンツにも含めたほうがよいキーワードを特定します
- バックリンク:バックリンクを獲得したほうがよいと思われる具体的なドメインを提案します
- 技術的な問題:重複コンテンツの有無など、SEO関連の技術的な問題を特定します
- ユーザーエクスペリエンス:Google アナリティクスと統合することで、ページのユーザーエンゲージメントをよりよく理解することができます
2.強調スニペットを狙ってコンテンツを体系化する
強調スニペットとは、Googleの検索結果の一番上に表示される大きなボックスです。(検索順位1位の上に表示されます。)
強調スニペット内に表示されるコンテンツは、検索結果上位10位以内にランクインしているページから引っ張ってきたものです。
コンテンツを正しくフォーマットすれば、憧れの強調スニペットを獲得できる可能性があります。
ここでは強調スニペットに表示されるための方法を解説します。
まず、コンテンツの各セクションの内容がわかるような小見出しを使用します。
Googleはこれらの小見出しを取り出して、リスト型の強調スニペットにまとめることがあります。
すべての小見出しで同じhタグ(h2、h3、h4など)が使われることを確認するだけで十分です。
なぜでしょうか?
使用するhタグが揃っていると、各小見出しがそのページで「平等」であることがGoogleに伝わるからです。
WordPressなど、CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)の多くが、同じhタグを各小見出しに簡単に追加できるようになっています。
もちろん、ソースコードを直接確認し、すべての小見出しで同じhタグが使用されているかをダブルチェックすることもできます。小見出しのタグが揃っていれば問題ありません。
3.競合性の低いキーワードを使って新しいコンテンツを作成する
SEOで苦労するサイトが多いのは、競合性の高すぎるキーワードをターゲットにしていることが原因です。
ここでは競合がほとんどなく、未開拓となっているキーワードの見つけ方を解説します。
質問キーワードをターゲットにする
質問キーワードがSEOに向いているのは、主に以下の2つの理由からです。
- 非常に具体的な質問で、ターゲットにしているオーディエンスがそれに対する答えを必要としているから
- 通常、それほど競合性が高くないから
“投資”というキーワードを例にしてみましょう。
このキーワードの難易度 (KD) は51%です。
一方、同じ用語を含む質問キーワードのKDはわずか33%です。
質問キーワードは、Google検索結果に表示される「他の人はこちらも検索」セクションを確認すれば、簡単に見つかります。
まずは、キーワードを1つだけ検索してみましょう。次に、「他の人はこちらも検索」セクションが表示されるまで検索結果を下にスクロールします。
ここに表示される質問は、あなたが検索したトピックに関して他の人が行っている検索内容です。
(Semrush Sensorによると、検索結果のほぼ60%に「他の人はこちらも検索」セクションが表示されているそうです。つまり、SERPにそのセクションが表示されない場合もあることをご留意ください)
ヒント:「他の人はこちらも検索」の中から、質問を1つクリックしてみてください。セクションが拡大し、その他の質問も表示されるようになります。
SemrushのKeyword Magic Toolでもこのような質問を見つけることができます。
使用を検討しているキーワードを入力してください。すると、そのキーワードに関連する単語やフレーズの膨大なリストが表示されます。
次に、「すべて」か「質問」のどちらかを選択し、表示結果を絞り込みます。こうすることで、主要なキーワードに関連する質問を見定めることができます。
ロングテールキーワード関連を最適化する
ロングテールキーワードとは、それ単体では検索回数が多くないものの、ユーザーがよく検索する用語の全体数として見た場合に、高い割合を占めている用語のことです。
一般的に、比較的新しいサイトやSEOでうまく成果が出せていないサイトは、ロングテールキーワードに重点を置いたほうがよいでしょう。
例えば“スニーカー”というキーワード。新しくオープンした靴の販売店にぴったりなキーワードではないでしょうか。
このキーワードは、月に368,000件検索されていることになります。そして、潜在的な顧客が検索しそうなキーワードでもありますよね。
しかし、キーワードの難易度を見てみると、スモールビジネスには手の届かないところにあります。
一方、似たようなロングテールキーワード(“白 スニーカー レディース”)のKDはわずか29%です。
たしかに、このロングテールキーワードの検索件数は他の用語と比べると98%も少ないのですが、これはロングテールキーワードを狙うときに妥協しなければならない点となっています。
4.オーソリティサイト(信用性や権威のあるサイト)からバックリンクを獲得する
たとえオンページSEOベストプラクティス(自社サイトで展開するSEO対策の一番良い方法)をすべて実践したとしても、コンテンツがGoogleの検索結果で最初のページに表示されるとは限りません。
だからこそ、SEO戦略で重要になるのが、様々なオーソリティサイトからバックリンクを獲得することなのです。
実践可能なリンク構築戦略は本当にたくさんあります。
しかし、ここではその中でも最も効果が高いものをいくつかご紹介します。
- 共有しやすいコンテンツを作成する:自分が得意とする分野のブログやニュースサイトからバックリンクを生成できるよう、リンク可能なアセットを設計し、公開します。
- データドリブンコンテンツを試してみる:ストーリーが伝わるようなデータドリブン型のコンテンツがあると、自分のウェブサイトへつながるリンクを増やしやすくなります。オリジナルのアンケート調査やパブリックデータ、内部データなど、データから得られた情報をもとにコンテンツを作成し、サイト所有者と共有します。
- トレンドを追う:自社や業界で行われている研究を、今トレンドになっているニュースストーリーと結び付けることができると、そのサイト所有者があなたのデータを取り上げ、あなたのサイトへのバックリンクを掲載してくれる可能性が高くなります。
- Help a Reporter Out:これは、情報源を探しているジャーナリストに記事の引用や調査内容を提供することができる無料のサービスです。
- ゲスト記事:自分の得意分野で他のサイトにコンテンツを寄稿した場合などは、その投稿記事からのリンクによってGoogleの検索順位が向上する可能性があります。ただし、この戦略が「リンクスパム」になってしまわないよう気をつけてください。
他にどんなリンク構築のチャンスがあるのか確認したい場合は、バックリンク分析ツールを使うと競合他社のバックリンクを見つけることができます。このツールでは、最大4つの競合URLと比較し、どこにチャンスが眠っているのかを分析することができます。
5.画像を最適化する
SEO対策という意味では、画像の最適化は補足程度として考える人も多いです。しかし、画像の最適化を正しく行えば、ウェブサイトへのトラフィックを増やすことができます。
ビジュアルコンテンツを使用するメリット
ビジュアルコンテンツを使うと、Google 画像検索から直接サイトを訪れてもらえるようになるだけでなく、テキストベースのコンテンツの質を高めることもできます。
それは、高品質のビジュアルコンテンツが以下の働きをするからです。
- 長い文章の塊を分割することができる
- 書かれているコンテンツを読者が理解しやすくなる(具体的なステップに従いやすくなる)
- ソーシャルメディアに共有またはリンク付けできるような、小さなコンテンツアセットを提供できる
- コンテンツを競合他社より目立たせることができる(特に100%独自のグラフなどを使用している場合)
画像を最適化するためのヒント
サイトの画像を最適化する際に留意すべきポイントをご紹介します。
- 画像ファイルのサイズとフォーマット:高速で読み込めるよう設計された画像フォーマット (WebPなど)を使用する
- 説明と名前:altタグ、画像ファイル名、画像タイトルを最適化する
- 著作権:合法的に使用できる画像であることを確認する
- 関連性:コンテンツと関連する画像であることを確認する
- モバイルフレンドリー:モバイルデバイスでも画像が正しく表示されることを確認する
- オリジナル性:すでに他のサイトで多く使われているストック写真の使用はなるべく避ける
効果的なaltタグの書き方
画像の代替テキスト(altテキスト)は、その画像が何であるかを理解するためにどの検索エンジン(Googleも含め)でも使用されています。
効果的な代替テキストの書き方:
- 画像の内容がわかる記述にする:画像をできるだけ詳しく説明します。画像を見ることができない人に説明していると想像してみてください。代替テキストを入れることで、検索エンジンのためになるだけでなく、スクリーンリーダーを使用しているユーザーが画像を理解する助けにもなるのです。
- 一意性:各ページの画像一つ一つに、他の画像と重複しない一意な代替テキストを付けましょう。
- 関連性:コンテンツ自体にキーワードを含めるときと同じく、代替テキストも自然に聞こえる文章にしましょう。つまり、代替テキストにキーワードを詰め込む必要はありません。
今使用している画像の最適化が必要かどうか、そして必要な場合の最適化方法について詳しく知りたい場合は、画像の最適化に関するガイドをお読みください。
6.Google アナリティクスを使って指標をトラッキングする
この記事でご紹介したSEO戦略を実践していただければ、数か月後にはサイトが改善していることに気づくはずです。
ご自分のサイトのSEOがどのくらい改善しているかを正確に把握するには、Google アナリティクスで注目すべき指標を確認しておくことが重要です。
オーガニックトラフィック
「行動」 → 「ランディングページ」に進み、ユーザーが具体的にどのようなページから自分のサイトに辿り着いているかを確認することができます。
次に、「自然検索トラフィック」セグメントを追加し、検索エンジンから流入してくるトラフィックのみ表示します。
(このページをブックマークに追加しておくと便利です。そうすれば、今後レポートへのアクセスが簡単になります)
すべてのトラフィック(参照トラフィック、ダイレクトトラフィック、自然検索トラフィックなど)を表示した状態だと、日によってかなり変動することがあります。
そのため、何か月にも渡って変化をトラッキングしたほうが有用な情報になります。
例えば、直近90日間をその前の90日間と比較することができます。
グラフが上向きになっている場合は、SEO対策が成功していると考えてよいでしょう。上向いていない場合は、別の方法を試してみる、またはSEO対策を増やす必要があるかもしれません。
ユーザーエクスペリエンス指標
Googleのランキングファクター(検索順位に影響する項目)に直接入っているわけではありませんが、ユーザーがあなたのコンテンツをどのように操作しているかを把握しておくことは大切です。
それには、Google アナリティクスが便利です。
具体的には、直帰率(他のページを閲覧せずにすぐにサイトから離脱したユーザー数)に注目しましょう。
平均セッション時間(ユーザーがそのページに滞在していた時間)も確認できます。
ページ/セッション(そのページを訪問した後にユーザーがサイト内でアクセスした他のページ数)はこちらから確認できます。
ただし、ベンチマークに「良し悪し」はないことにご留意ください。ページに変更を加えたときは、これらの指標が変化しているかどうかを重点的に確認するようにしましょう。
ページを変更した後にこれらの指標が改善している場合、変更を行ったことによってサイトのユーザーエクスペリエンスが向上している可能性が高いということになります。
7.サイトがモバイルフレンドリーであることを確認する
最近の業界研究によると、10人中9人のユーザがスマートフォンでインターネットにアクセスしていることがわかっています。
Googleは、サイトのモバイル版のみを重視するインデックスを使用するようになりました。
ウェブサイトがモバイルフレンドリーであるかどうかを確認するには、 Googleのモバイルフレンドリーテストを実施してください。
このテストでは、「合格/不合格」の形でサイトの評価が行われます。
しかし、サイトがモバイルフレンドリーであるかどうかの判断は、そのような二者択一のテストでできるものではないのです。つまり、Googleのモバイルフレンドリーテストには合格したものの、実はモバイルのユーザーエクスペリエンスに問題がある、ということもあり得ます。
読み込み速度を例にしてみましょう。
モバイルデバイスでアクセスするとサイトの読み込みに時間がかかる場合、それは真にモバイルフレンドリーとは言えないかもしれません。
サイトに読み込み速度の問題があるかどうかは、Search Consoleの「ウェブに関する主な指標」レポートで確認できます。
また、Search Consoleは、モバイルユーザビリティの問題が見つかるとアラートでお知らせしてくれます。
そのため、定期的にGoogleモバイルフレンドリーテストを受ける必要はありません。
これらの問題をどのように改善していくかは、問題の具体的な内容や、サイトがどんな技術で稼働しているかに大きく左右されます。
例えば、「クリック可能な要素同士が近すぎます」というエラーが出たとします(これは、モバイルユーザビリティ関連で比較的よく発生する問題です)。
その場合、開発担当者とともに根本原因を特定し、修正するのがよいでしょう。WixやWebflowのようなCMSを使用している場合は、サポートに連絡し、問題解決を手伝ってもらうこともできます。
8.オンページSEOファクターを最適化する
高品質のコンテンツは、いろいろな観点からSEOの根幹をなすものですが、高品質のコンテンツも最適化しなければ、検索上位にランクインする可能性が低くなります。
オンページSEO(自サイトのページ上で展開するSEO)は小難しい問題ではありません。基本的には、サイトのページに、ターゲットとするキーワードを戦略的に追加することを意味します。
記事のタイトルや本文でキーワードを使用する
重要なのは、ターゲットキーワードがタイトルタグに入っていることです。そして、記事本文中にも何度か紛れ込ませる必要があります。
例えば、「キーワード検索ボリューム」という用語で検索上位にランクインすることを狙った当社のブログ記事では、ページのタイトルタグに検索キーワードをそのまま入れています。
そして記事の本文にも同じキーワードを数回入れています。
実はこの2ステップを実施すれば、オンページSEOの75%は完了です。その他のことは、おまけのようなものです。
ヒント:PageImproveのようなツールを使用すると、オンページSEOをブラウザーで直接アップデートすることができます。
関連性の高い単語やフレーズを使う
Googleは今や、それほど多くの助けがなくとも、ページのトピックを理解するのがどんどん上手になっています。つまり、ページにキーワードを詰め込む必要はあまりなくなってきているのです。ターゲットキーワードをh2タグに含めないといけない、と過度に心配しすぎる必要もありません。
とはいえ、関連する単語やフレーズをページ内に含めておけば、Googleがページのテーマを理解しやすくなるのは事実です。
関連性の高い用語は、Googleデスクトップ検索の「関連する検索キーワード」で確認することができます。
この例で太字になっている単語は、あなたの検索語との関連性が高いととGoogleが判断した用語です。そのため、ここに出てくる単語を記事に含めておくとよいでしょう。
SemrushのOn Page SEO Checkerも、意味的に関連性が高く、自分のコンテンツにも含めたほうがよいと思われる単語を提案してくれます。(On Page SEO Checkerの「最適化のアイデア」を参照)
Semrushは、自分がターゲットにしているメインのキーワードに関して、検索上位10位以内にランクインしているURLから関連するキーワードを取得して提案します。
9.ページの読み込み時間を高速化する
Googleは、「速度=収益」だとしています。
それは、読み込みの遅いウェブサイトは直帰率が増え、ユーザーがコンバージョンするチャンスが減ってしまう可能性があるからです。
また、ウェブサイトの読み込み速度はGoogleのランキングファクターにもなっています。
GoogleのPageSpeed InsightsページにサイトのURLを入力し、デスクトップとモバイルの両方でサイトの読み込み速度をテストしましょう。
このレポートでは、サイトの読み込み速度や、改善すべき部分が具体的に表示されます。
例として、当社のブログ記事を1つ、このツールに入力してみます。
幸い、合格判定が出ました。
しかし、多くのウェブページと同様に、改善すべき部分もありました。
ご覧の通り、このツールはどこに問題があるかを教えてくれるだけでなく、読み込み速度を高速化する方法まで教えてくれるのです。
10.ローカルSEOを改善する
Google検索クエリの46%はローカル情報に関するものです。
特定の地域でウェブサイトを提供している場合は、ローカルSEOが非常に重要になります(「通常の」SEOよりもさらに重要と言えるかもしれません。)
でも、ローカルSEOとは一体何でしょうか?そして、どうすればローカルSEOを改善できるのでしょうか?
ローカルSEOとは、ローカル検索の検索結果に自分のビジネスが表示されるようにするSEO戦略です。
ローカル検索クエリは通常、「マップパック」または「ローカルパック」を呼び出します。これには、Google マップの検索結果、ローカルビジネスリスティングの検索結果、そしてオーガニック検索の結果が含まれます。
自分のビジネスに関連する用語をその地域のユーザーが検索したときに、ここに自分のビジネスが表示されることが理想です。
ここでは、ローカル検索を最適化するための推奨事項をいくつかご紹介します。
- Google ビジネス プロフィールを信頼できるものにする
- 連絡先情報が正しいことを確認し、もし間違いがある場合には Google ビジネスリスティングを編集します
- Google ビジネス プロフィールに毎週投稿またはオファーを掲載する
- レビューに返信する
- ロケーションページを作成してウェブサイトを掲載する
- ローカルキーワードでウェブサイトを最適化する
- オンラインディレクトリの内容(特に名 前、住所、電話番号)がサイト全体で一貫していることを確認する
ローカルSEOについて詳しく知りたい場合は、Backlinkoが作成したこの膨大なガイドに目を通してみるとよいかもしれません。
11.内部リンクを使用する
内部リンクは、正しく構築すれば検索エンジンのランキングに大きな影響を与えることができます。
内部リンクとは、その名の通り、同じウェブサイト上にある他のページにつながるリンクのことです。
内部リンクは、サイト内のページのオーソリティを別のページに送ることができます。
そのため、内部リンクを戦略的に使い、最も必要とされるページにオーソリティを集めるとよいでしょう。
例えば、当社のブログ記事は現在、“SEO対策”というキーワードでランキング5位に入っています。
そのページをブーストするには、Semrushのドメイン内にオーソリティの高いページが必要です。
そして、“SEO対策”に関する当社ページへとつながる内部リンクも必要になります。当社のターゲットキーワードをアンカーテキストとして含んでいるリンクが理想です。
サイトにランキングを上げたいページがある場合は、そのすべてのページでこの作業を繰り返します。
当社のSEOチェックリストを利用する
一夜にしてランキングを急上昇させることはできないにしても、小さな調整を行うことで長期的に少しずつSEOを改善していくことは可能です。
当社の究極のSEOチェックリストを確認しながら、ぜひSEO対策を続けてみてください。このチェックリストには、Googleランキングを向上させるのに役立つ41のベストプラクティスが記載されています。ぜひSEO対策にお役立てください。